探偵と警察の関係性・違い

TVや小説などで探偵と刑事がタッグを組んで難事件を解決していますが、実際はどうなのでしょうか。

今回は、探偵と警察の関係性から違いをご紹介したいと思います。

  探偵と警察の関係性

結論から申し上げますと探偵と警察がタッグを組んで（協力して）調査・捜査をするということはありません。

ただ、探偵の調査を行っている際に、たまたま警察の追っている事件にかかわる情報を得た場合は警察に情報を提供するなど「捜査協力」をすることがあります。

また、警察から「外部委託」として一部の探偵事務所が受けている場合もあります。

  探偵と警察の違い

主な違いとしては

  ①「刑事」か「民事」か

　②捜査権があるかないか

捜査権＝家宅捜索や身体検査、機密である個人情報の開示請求などを、強制的に行うことができる

もちろん、警察は捜査権がありますが探偵は民間企業になり捜査権はありません。

そのため、探偵は一般人と同じく法律に則った範囲内の調査しかできません。

  ③事件前後の対応

基本的なお話ですが

探偵は事件が起こる前に調査が可能

警察は事件が起きた後に調査を開始

  ④費用がかかるかかからないか

警察は税金で運営されているため、勿論報酬を支払う必要はありません。

一方、探偵事務所は民間企業ですから、それ相当の報酬を支払わなければなりません。

  ～まとめ～

今回は探偵と警察の関係性から違いをご紹介しました。

「民事不介入」という言葉のとおり、警察は民事事件では基本的に調査をしてくれません。

民事の相談であれば、探偵に相談をしましょう。

また、何か警察に被害を相談する際にも、探偵がつかんだ証拠が揃っていれば、スムーズに動いてもらえる可能性が高まります。

それぞれで扱う依頼分野が異なるため、事案内容に応じて適切な方へ相談をしましょう。

この場合、探偵と警察どちらに相談すればいいの⁉

といったケースがあるかもしれません。

そこで近日中に

「探偵と警察、どちらに相談するべき？」でご紹介したいと思います。