事務所をスタートしてはみたもののHPの内容も中途半端だし、
構想期間中に思い描いた盗聴盗撮機器発見の仕事は鳴かず飛ばずで全く依頼が入らない日々が続きます。

コロナ禍ということもあり在宅ワークが日常となり企業情報の漏洩防止に目を付け、
不動産会社やマンションの管理会社にアポ取りを行い契約書だけは巻いていただけるものの、
肝心な依頼が入ってこずイライラする日々が続きました。

契約書を巻いていただいた不動産会社様に、盗聴・盗撮機器発見調査のビラ投函の協力もしていただいたりしたのだが、
全く電話は鳴らず2ヶ月程が経過していきます。

その期間に弊社は探偵業務や調査業務に対しての技術力もなかったためプロの調査員を同時並行で募集しました。
なぜか一番苦労するであろう人材に関しては、年に数回程しか行かない飲み屋のママが紹介してくださり、
この方もまたH氏というのだが、お互いお酒好きという事もあり徐々に親交を深めることになるのです。

H氏は業界歴でいうと20年程のベテランであり、業界話をたくさん伺うこととなりました。
そうすると、やはりこの業界は浮気調査が殆どらしく当初の予定とは見当違いなスタートをきることになるのでした。

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